アーティスト

ツァイ・グオチャン(蔡國強)Cai Guo-Qiang

1957年中国福建省泉州市生まれ、ニューヨーク在住。1985年まで上海戯劇学院で学んだ後、1986年末から1995年まで日本に滞在、筑波大学で学ぶ。主な受賞歴に、ヴェネツィア・ビエンナーレ(1999年)国際金獅子賞、ヒロシマ賞(2007年)、高松宮殿下記念世界文化賞(2012年)、国際交流基金賞(2016年)。東洋哲学や社会問題などから着想を得て制作を行い、火薬や花火を用いた壮大なインスタレーションで知られる。2008年の北京オリンピックでは視覚・特殊効果のディレクターを務め、開会式・閉会式に花火の演出で注目を集めた。同年にはニューヨークで回顧展「I Want to Believe」(グッゲンハイム美術館)を開催。 2011年の東日本大震災後には「いわき万本桜プロジェクト」を立ち上げ、社会的支援も行っている。近年の主な個展に「My Stories of Painting」(ボンネファンテン美術館、マーストリヒト、オランダ、2016年)、「帰去来」(横浜美術館、2015年)、「九級浪」(上海当代芸術博物館、2014年)、「農民ダ・ヴィンチ」(ブラジリア、サンパウロ、リオデジャネイロ巡回、2013年)など。2015年6月15日には最新の火薬プロジェクト「スカイ・ラダー」を成功させ、2016年よりNetflixにてドキュメンタリー「Sky Ladder: The Art of Cai Guo-Qiang」を配信。