アーティスト

三嶋りつ惠Mishima Ritsue

1962年京都生まれ。1996年よりムラーノ島のガラス工房に通い始め、職人とのコラボレーションにより作品を生みだす。千年の伝統技術と三嶋の自由な感性の融合から生まれた無色透明なガラスは、光を透すことで新たな魅力を放っている。作品制作だけにとどまらず、空間にガラス作品を置くインスタレーションによって「次に見えてくるもの」を見据えた表現を続けているのも三嶋の特徴である。
主な個展に、「凍った庭/炎の果実」(ボイマンス・ヴァン・べーニンゲン美術館、オランダ、2010年)、「あるべきようわ」(資生堂ギャラリー、東京、2011年)、「In Grimani」第55回ヴェネツィア・ビエンナーレ関連企画(国立パラッツオ・グリマーニ美術館、ヴェネツィア、2013年)ほか。